サガ限定では火風土水の4つのカラーが使えて、
概ね1つか2つを選んでデッキを組むことになる。
では、どのようにカラーを選択するのが正解なのかということについて。


2つのカラーを組み合わせる最も分かりやすいメリットは、
シナジーを最大限に活用出来るということである。
例えば、七英雄であれば風土、妖魔であれば火水を選ぶことで、
関連カードを余すことなく使うことが出来る。

また、閃きをデッキのメインテーマにする場合も、カラーを増やすことが推奨される。
これは1つのカラーのみだと閃きは5種類に過ぎないが、
2つであれば10種類から選ぶことが可能という理由である。

しかし、2つのカラーを組み合わせるメリットはこれだけではない。


サガ限定の環境を考える際に重要になることの一つは、除去の範囲である。
それもアドバンテージを獲得出来る除去について注目することが重要だ。
各カラーの代表的なものを挙げる。

・火
《アニー》、《金獅子姫》
→8kのFWに対して強い

・風
《エレノア》、《スービエ》
→大きめサイズのFWに強い

・土
《ダンターグ》
→中終盤で威力を発揮する

・水
《ユリアン》
→除去ではないが、サイズ関係なくFWを排除可能

このように、カラーによって除去の範囲は異なっている。
言い換えれば、カラーによって相手にするのが得意なFW、
もしくは苦手なFWというのは決まっているということである。

カラーを組み合わせることで、苦手なFWに対抗することが出来るようになる。
例えば火であれば9k以上のFWに対する除去を持たないので、
《スービエ》がある風と組み合わせることで除去の範囲を広げるというのはよい考えである。


余談だが、サガ限定においてアドバンテージを獲得出来る除去が重要な理由を説明する。
これはカードプールが狭いので、アドバンテージ獲得の手段が少ないからというのが大きい。
特に除去の場合は相手の動きを阻害するという意味あいもあり、
上で挙げたようなカードを使えれば有利になりやすいのである。


では、カラーを1つだけにするメリットはなんだろうか?
これは主に2つあると考えている。

1つは各カラーに存在するパワー+1000のBUを活用出来ることである。

《ルビィ》、《ナタリー》、《シャール》、《ホーク艦長》

サガ限定の環境ではBUは相手から触られにくいため、
3コスト以上の強力なBUはゲームを支配する力がある。
よって、上記の全体強化は非常に有用といえる。


もう1つは1コストのBUが「強く」使えることである。
カードプールには各カラー2種類の1コストBUがある。

・火
《ノーマッド》、《ハルーン》

・風
《インペリアルガード》、《カンタール》

・土
《ティベリウス》、《デザートガード》

・水
《ウンディーネ》、《帝国猟兵》

これらはもちろん2つのカラーを使っていても使用可能だが、
本領発揮するのは1つのカラーのデッキである。

既に置いてあるBU1枚から置くことが出来ると、非常にテンポがよい。
特に強力なアビリティを持っているわけでなくても、それだけで十分である。
この動きがしやすいのは、やはり1つのカラーのデッキだといえる。

FFTCGでよくある3コストで手札1枚を補充できる擬似1コストBUは、
サガ限定には存在していないという点にも注意してほしい。


以上のように、デッキのカラーをどうするかによって、
選んだカラーに応じたメリット、デメリットがある。

デッキ構築の際にはその辺りを意識してカラー選択したいところである。

参考になれば幸いだ。

コメント

nophoto
ななし
2014年6月9日20:53

ウンディーネに関しては単色よりも混色推奨なので、他の一コストネームドよりは少し劣りますよね。なにか意図があるんでしょうか?

mitsui
2014年6月9日21:07

> ななしさん
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、単色という視点で見ると《ウンディーネ》は他よりも劣ってしまいますね。
また、現状のサガ限定だと土水というカラーの組み合わせについても、分かりやすいシナジーがないと考えています。
しかし、FFTCGまで広げた視点で見れば、1コストで2つのカラーが供給出来るBUということで需要があるのかなと思います。

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