DKAからEnchantressに入りそうなカードのスポイラーはまだですか?
《石鍛冶の女魔術師/Stoneforge Enchantress》とか《瞬唱の女魔術士/Snapcaster Enchantress》とか。。。

ネーミングセンスのなさを露呈したところで、誰得デッキ晒しです。



Enchantress by mitsui

Main:
5 Creatures
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

32 Enchantments
4 《繁茂/Wild Growth》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
3 《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
3 《抑制の場/Suppression Field》
3 《真の木立ち/Sterling Grove》
3 《独房監禁/Solitary Confinement》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》
2 《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

3 Other Spells
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2 《金属モックス/Chrome Mox》

20 Lands
8 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
1 《Savannah》
2 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

Sideboard:
1 《石のような静寂/Stony Silence》
2 《地の封印/Ground Seal》
2 《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
2 《霊体の正義/Karmic Justice》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《金輪際/Nevermore》
2 《窒息/Choke》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》



解説。
全体的には安定かつ高速で決まるようにするという方針で組んでいます。
そのために《補充/Replenish》を抜いているので、マスデス(というか《破滅的な行為/Pernicious Deed》)には弱くなっています。
再びDeedstillが静かなブームになってきている今なら、ちょっと変えたほうがいいですね。

ところで、Enchantressのデッキにおいて「決まっている」というのはどういう状態でしょうか。
自分はEnchantressはコンボとコントロールの中間(Elvesならコンボとビートダウンの中間みたいな感じ)と思っているので、コンボが決まっているか、完全にコントロールしている状態だと思います。
具体的には大きく2つのパターンがあります。

1.大量のエンチャント + 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》 + フィニッシャー(※1)
2.複数のエンチャントレス(※2) + 《独房監禁/Solitary Confinement》

(※1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》か《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》)
(※2 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》か《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》)

実際にはこの2つのパターンは同時に狙っていくことが多いです。
他には《抑制の場/Suppression Field》でマナを縛っていたり、サイド後なら《窒息/Choke》と《エレファント・グラス/Elephant Grass》の組み合わせがあったり、コントロール手段は色々あります。



・マナベース
8 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
1 《Savannah》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

《不毛の大地/Wasteland》や《もみ消し/Stifle》が刺さりにくいのが素晴らしい、安定したマナベースです。
《Savannah》はそれほど必要ではないですが、このレシピでは《金輪際/Nevermore》をプレイする際にあったほうがいいです。
他にも《ルーンの光輪/Runed Halo》などの序盤からWWが必要なカードを使う際には1枚は取りたいところです。



・マナ加速
4 《繁茂/Wild Growth》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
2 《金属モックス/Chrome Mox》
2 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》

上の3種類は序盤用のマナ加速カードです。
1ターン目に《繁茂/Wild Growth》か《楽園の拡散/Utopia Sprawl》を貼って、2ターン目にエンチャントレス、もしくは1ターン目に《金属モックス/Chrome Mox》から《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》をプレイします。
ここで重要なことは《目くらまし/Daze》のケアで、エンチャントレスは出来るだけ《Force of Will》と交換したほうが勝率はよくなると思います。
手札に《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》しかなくても1ターン目に《繁茂/Wild Growth》をプレイした方がいい場面も多いですし、後攻なら《金属モックス/Chrome Mox》からのスタートは待ったほうがいいこともあります。

《セラの聖域/Serra’s Sanctum》だけは他と性質が異なっていて、序盤ではなく重いフィニッシャーを出すのに使用します。
他には《呪文貫き/Spell Pierce》ケアや、《エレファント・グラス/Elephant Grass》の維持に使うこともありますが、大事なのは使うタイミングまで出さないことです。
《不毛の大地/Wasteland》の的が少ないデッキなので、無駄遣いは避けたいところです。



・エンチャントレス
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》

3 《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》
3 《真の木立ち/Sterling Grove》
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

このデッキのキーパーツと、それを探すカードです。
人それぞれ7枚+《生ける願い/Living Wish》、8枚、8枚+《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》と色々枚数やカードのチョイスが異なっています。
早いターンに1枚、そして最終的には2枚以上並べたいので多めに取ったほうが安定です。
デッキに入っているカードの多くは、お世辞にもカードパワーが高いとは言えないのでエンチャントレスを着地させるのは非常に重要です。

自分が最近気に入っているのは3枚の《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》で、このおかげでマリガン率がかなり下がりました。
実はEnchantressはマリガン率が高いデッキなので、それが原因で得意なマッチアップを落とすこともそれなりにあったため、マリガン率を下げられることは非常に嬉しいです。
複数枚引くと少し残念ですが、1マナエンチャントであることで意味があります。

《真の木立ち/Sterling Grove》はエンチャントレスを探すというよりは、《独房監禁/Solitary Confinement》などのコントロール手段を探す用途で使います。
サイド後は相手のエンチャント対策の対策として使うか、メタカードのチューターにするかの選択となりますが、あまり積極的に切らないほうがよいでしょう。



・コントロール手段
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
3 《抑制の場/Suppression Field》
3 《独房監禁/Solitary Confinement》

軽いクリーチャー対策を6枚取ることで、ビートダウンがこちらのライフを削り切る前に安定して決めに行きやすくなります。
《抑制の場/Suppression Field》はフェッチランドを多用する青系のコントロールの動きを遅らせることができ、特にUW SFM相手には効果が大きいためメタに合っています。
ただし、フェッチランドくらいしか刺さるところのないデッキ相手には、サイド後抜くことも多いです。

《独房監禁/Solitary Confinement》はほとんど勝ち筋なので、コントロール手段とは異なるかも知れません。
エンチャントレスが2枚以上ある状態でこのカードをプレイすれば、デッキの半数以上がエンチャントであるこのデッキでは維持コストを払い続けることが可能です。
たまに苦し紛れでプレイすることもありますが、大体着地したら勝ちます。



・フィニッシャー
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

《独房監禁/Solitary Confinement》で身の危険がなくなって、《セラの聖域/Serra’s Sanctum》でマナがたくさん出るようになればフィニッシャーの出番です。
出番ですが、、、Enchantressというデッキを知ってる方からすれば、フィニッシャーを確認したら投了するというのが時間ケアの意味でパターン化しています(笑)

《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》に関しては、早いターンに出して天使ビート&天使チャンプで勝つパターンもたまにはあります。



・サイドボード
1 《石のような静寂/Stony Silence》 
細菌トークンが黒いことから《エレファント・グラス/Elephant Grass》に引っかかるので、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をサーチしてきます。
そこに刺さると共に、たまに見るAffinityにも効きます。

2 《地の封印/Ground Seal》
《根絶/Extirpate》、《外科的摘出/Surgical Extraction》対策として使っていましたが、最近では《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》も対策出来ます。
その他ではReanimatorやDredge, Loamにも効きます。

2 《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
墓地対策4枚もあればReanimatorに勝てるかと思って採用していましたが、気のせいでした。
首にしますw

2 《霊体の正義/Karmic Justice》
《破滅的な行為/Pernicious Deed》などのマスデスの対策。
対策カードとしての性能はかなりよいのですが、《補充/Replenish》のほうが丸いので選択は難しいですね。

1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
置かれると厳しい置物の対策です。
例えば《Chains of Mephistopheles》等が該当します。

1 《金輪際/Nevermore》
ISDからのお試し枠。
あまり使う機会がなかったので、多分要りません。

2 《窒息/Choke》
対青は《孤独の都/City of Solitude》と選択になりますが、《抑制の場/Suppression Field》や《エレファント・グラス/Elephant Grass》と組み合わせて勝ち筋に出来るのでこちらにしています。

4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
ハンデスとコンボ対策です。
このデッキの場合は初手に来なくても普通にプレイ出来るのがよいですね。

以上のように、このサイドボードはメインに比べて完成度が低いです。
本当は入れていないカードの考察も書きたかったのですが、ちょっと力尽きてきたので簡易ですw



以上です。
ちょっと色々試したくなってきたので、崩す前の備忘録として書いてみました。

コメント

GTO
2012年1月19日15:44

エンチャントレス版の石鍛冶と瞬唱ならいますよ。
石鍛冶→族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest
瞬唱→理想主義の修道士/Monk Idealist

mitsui
2012年1月19日18:12

> GTOさん
コメントありがとうございます。
なるほどいるんですね・・・って、そういうことじゃないです\(^o^)/
《精神を刻む女魔術師、ジャイ子/Jaco, the Mind Sculpt-Enchantress》とかでも、カードパワーさえあればなんでもOKですw

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索