先日開催された第21回KMCにて私が使ったデッキのレシピをKMCさんのサイトに掲載して頂きました!
http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-80.html


Deck Name:No Still
Deck Designer:mitsui

24Lands
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《Underground Sea》
2《Tropical Island》
1《Bayou》
1《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
1《島/Island》
1《沼/Swamp》

9Creature
4《死鍛冶のシャーマン/Deathforge Shaman》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2《悪意の大梟/Baleful Strix》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

27Spells
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《対抗呪文/Counterspell》
2《壌土からの生命/Life from the Loam》
4《突然の衰微/Abrupt Decay》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
2《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1《見栄え損ない/Disfigure》

■Sideboard
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《悪意の大梟/Baleful Strix》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《強迫/Duress》
1《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》


簡単にデッキの紹介をしておきます。
前のヴァージョンの記事は→ http://akirameru3tsui.diarynote.jp/201304232104524763/

序盤は大量の除去や打ち消し呪文を相手の脅威と1対1交換していき、中盤以降の相手の息切れに合わせてPWを着地させることでゲームを決めるデッキです。
動かし方は上記の通りシンプルなので、回すのは非常に簡単です。

この系統のデッキは《行き詰まり/Standstill》を採用するのが普通ですが、それはカード枚数でお手軽に得(=アドバンテージ獲得)出来るからというのが理由でした。
しばらく前に登場したBUGカラーのCascadeには《祖先の幻視/Ancestral Vision》が採用されており、そちらも同じ3ドローのカードです。
お互いに3ドローしあった場合、Cascadeは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》などの攻撃的なカードを使えることに大して、Control側は引かれたカードに対処することしか出来ないので、あまり分のいい勝負とはいえません。
そこで、手札の枚数で稼ぐのではなくボードで稼ぐという発想の転換をして《破滅的な行為/Pernicious Deed》をメインから2枚取ることにしました。
《悪意の大梟/Baleful Strix》も同じような感じで、手札得しながらボードに展開出来るのが戦略に合っています。
また、M14ルールによって《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が退場しにくくなったので、4枚採用の利を活かして戦略通りの展開にしやすくなっています。

M14ルールといえば、相手の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》他PWへの対処法が欲しかったので《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》は1枚《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》に変えました。

デッキの選択理由は、前回のKMCでアグロデッキ、テンポデッキが多そうだったので、クリーチャーを捌くことに特化したデッキがよさそうと思ったからです。
BUG Cascadeとはその辺りで大きな性能差があります。
あとは、多色化したデッキが多く《壌土からの生命/Life from the Loam》+《不毛の大地/Wasteland》エンジンも強く使えるフィールドに感じました。
逆に苦手なコンボは2割弱だったので、1回くらいは当たるかも知れないという予想でささやかな抵抗として《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》をメイン・サイド合計4枚にしておきました。
そういえば《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》もM14ルールで強化されてますね(笑)

最後に、現時点でもう少し考えたいところはメインのカウンターの選択と、サイドの置物対策系のカードをどうするか、という感じです。
変えたいのは《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》→《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》ですね。
墓地対策全て1マナは流石になかったです。。。


大体こんなところでしょうか。
大好きなデッキで優勝出来てすごく嬉しいです!
新しいモノ好きとしては気になって仕方ないデッキ、U/B Tezzeretについて。
・・・キーカードが《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》ということもあって時々出てくるデッキなので、「新しい」とは言い切れない部分もありますけど。


U/B Tezzeret
Deck by Chris Andersen
1st Place at StarCityGames.com Legacy Open on 6/9/2013

60 Mainboard
4 Creatures
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》

34 Spells
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
3 《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2 《弱者の剣/Sword of the Meek》
3 《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
2 《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》
4 《Force of Will》
2 《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
2 《Transmute Artifact》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》

22 Lands
1 《教議会の座席/Seat of the Synod》
1 《島/Island》
1 《沼/Swamp》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
3 《裏切り者の都/City of Traitors》
3 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《Underground Sea》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

15 Sideboard
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《弱者の石/Meekstone》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
3 《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2 《滅び/Damnation》
2 《強迫/Duress》
2 《非業の死/Perish》


SCG Openの結果を毎週追ってる方はご存知でしょうが、Chris Andersenは5月にも同じデッキタイプでTOP8に入っています。
その時のリストからの差分はサイドボードの《罠の橋/Ensnaring Bridge》2枚と《概念泥棒/Notion Thief》1枚が《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》3枚に変わっているのみです。

また、デッキをシェアしているChris Vanmeterが記事をアップしているのでそちらも参考になります。
U/B Tezzeret http://www.starcitygames.com/article/26200_UB-Tezzeret.html
MUD的なデッキだけどそこまでオール・インではないよってこととか、個々のカードの選択理由なんかが書かれてます。

さらに遡ると、UB Tezzeretといえば去年の10月にCaleb DuwardがSCG Openで優勝していることも思い出されます。
その時のリストは今回紹介したデッキの構築の際には参考にされたのではないかと思いますが、大きな違いは《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》コンボの有無と《虚空の杯/Chalice of the Void》の量でしょう。
CalebもChrisのデッキについて記事に書いています。
Legacy Weapon – Notion http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-notion/


と、色々紹介してたら私が書くことはなくなってしまいました(笑)
PWが8枚も入っているデッキは使ったことがないので、一度試してみたい気もします^^
せっかくレシピを上げて頂いたことですし、ちょっと解説でも書こうかと思います。
といってもベースはBoMレガシー優勝のNicolas Goldbergのデッキで、ほとんどコピーですけど。


19thKMC TOP8DeckList
http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-55.html

Deck Name:Mono Blue Combo
Deck Designer:mitsui

Main
4 《実物提示教育/Show and Tell》
4 《ドリーム・ホール/Dream Halls》
4 《全知/Omniscience》
4 《無限への突入/Enter the Infinite》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《定業/Preordain》
3 《狡猾な願い/Cunning Wish》
1 《衝動/Impulse》
1 《直観/Intuition》
4 《Force of Will》
3 《否定の契約/Pact of Negation》
1 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
7 《島/Island》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2 《裏切り者の都/City of Traitors》

Side
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《もみ消し/Stifle》
1 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《拭い捨て/Wipe Away》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1 《否定の契約/Pact of Negation》
1 《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1 《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
1 《火想者の予見/Firemind’s Foresight》
1 《研究+開発/Research+Development》


勝ち筋は《全知/Omniscience》か《ドリーム・ホール/Dream Halls》を場に出して《無限への突入/Enter the Infinite》をキャストし、《狡猾な願い/Cunning Wish》から《研究/Research》で《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をデッキに加え、キャントリップを3回打つというものです。
2マナランド経由で《実物提示教育/Show and Tell》を打つ2キルパターンから《島/Island》3枚と2マナランドで《ドリーム・ホール/Dream Halls》をキャストする4キルパターンまで、平均キルターンは3~くらいだと思います。

メインボードはマスカン8枚とピッチカウンター7枚で、こちらのコンボを巡るカウンター合戦に強い構成になっています。
一方、《否定の契約/Pact of Negation》が使えないハンデスベースの対コンボ戦略には少し弱くなっていて、その点はサイドボードの《神聖の力線/Leyline of Sanctity》でカバーします。
あと色々なピンポイントのメタカードは大体《狡猾な願い/Cunning Wish》で解決するようになっているはずです。

似たようなデッキであるSneak ShowやUR Omniscienceと比べると、まず大量の《島/Island》による《不毛の大地/Wasteland》への防御力の高さが優位な点です。
前者に対しては、クリーチャー対策系のカードや《真髄の針/Pithing Needle》が効かない、コンボの決定力が高いといった優位性もあります。
後者と比較すると、《実物提示教育/Show and Tell》頼みではない、ウィッシュボードが強い、という感じだと思います。
逆に弱くなっている点は《赤霊破/Red Elemental Blast》系のカードでなんでも打ち消せるようになっていることでしょうか。


最後に感想です。
コンボデッキはコンボデッキなりの駆け引きがあるものですが、このデッキはその要素すら希薄でマジックらしいインタラクションがすごく少なく感じました。
せっかく対人戦の駆け引きが楽しいマジックというゲームをしているのに、そこはちょっと残念ポイントだと思いますね。
ただ、メタゲーム的にハマったタイミングで使えば面白いほど勝てるデッキだと思うので、そういう意味での読み合いの上では良いデッキです。
もしまた絶好のタイミングがあれば持ち込みたいと思います(笑)
BCL VS KMCで使ったデッキのことを書きます。


Deck Name:DrS Still
Deck Designer:mitsui

60 Main
3 《Underground Sea》
2 《Tropical Island》
1 《Bayou》
1 《島/Island》
1 《沼/Swamp》
4 《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》

4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《呪文嵌め/Spell Snare》
1 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《行き詰まり/Standstill》
2 《対抗呪文/Counterspell》
1 《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《壌土からの生命/Life from the Loam》
3 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1 《破滅的な行為/Pernicious Deed》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《Force of Will》

15 Side
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《青霊破/Blue Elemental Blast》
3 《強迫/Duress》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《喉首狙い/Go for the Throat》
1 《非業の死/Perish》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1 《クローサの掌握/Krosan Grip》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《破滅的な行為/Pernicious Deed》


よくあるBUGカラーの《行き詰まり/Standstill》コントロールです。
メインの勝ち筋は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》か《壌土からの生命/Life from the Loam》で相手とのカード枚数に差を付けることです。
手札いっぱいあれば勝てるようなマッチアップが得意で、軸が違うコンボなんかは苦手です。
今回の大会に参加するにあたり、このデッキよりもテンポ寄りのBUGをはじめとするBG系のデッキが多いと予想して、使用を決めました。


☆マナベース
基本はデュアランを並べて動きます。
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》+《不毛の大地/Wasteland》で無色土地8枚なので、日和って基本土地から探すと概ね詰まります。
しかし《島/Island》は《血染めの月/Blood Moon》に《青霊破/Blue Elemental Blast》を打ち込むため、《沼/Swamp》は《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を出すために必要ですので適宜出しておく場合もあります。
《血染めの月/Blood Moon》、《基本に帰れ/Back to Basics》、《窒息/Choke》はどれも出されると厳しいですが、最低限のアウツがあるようにしてます。
無色土地多すぎですが、《壌土からの生命/Life from the Loam》を最大限に活かすためにはこれでいいと思います。
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》を1枚だけ《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》にしていたこともありますが、カードの強さがかなり違ったのですぐにやめました。


☆スペル
除去は《突然の衰微/Abrupt Decay》が汎用性高いのですが、1マナ除去なしはかなり不安だったので1枚だけ《見栄え損ない/Disfigure》も入れました。
でも今改めて考えると《無垢の血/Innocent Blood》の方がよかったかもです。
カウンターは後手で安心の《呪文嵌め/Spell Snare》と、マナさえあればいつでも強い《対抗呪文/Counterspell》にしてます。
《呪文貫き/Spell Pierce》は軽さが魅力ですが、長期戦になりがちなこのデッキでは強く使いづらいので採用を見送ってます。
《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》は《実物提示教育/Show and Tell》を打ち消せて、盤面も触れるので丸い選択肢だと思います。
上記のようなスペルで1:1交換したら相手が息切れしてくるはずなので、《行き詰まり/Standstill》や《壌土からの生命/Life from the Loam》、PWでカードを稼ぎにいきましょう。


☆PW
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》は勝ち筋なので4枚、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》は今回3でしたが、近いうちに2にしそうです。
他のPWとしては《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》も候補ですが、勝ち筋としてはイマイチ信用できないので今は入れてません。


☆サイドボード
スペルで勝とうとしてくるコンボ相手に抜くものが多くなりがちなので、そのマッチアップで入れるものを多めにしてます。


大体デッキについてはこんなところです。
今回はHive MindとRUGb Cascadeに負けてしまったのですが、どちらも無理ゲーではなかったと思うので、勝ちやすくなるように今後も調整していきたいです。
Eternal Europe - Battle Of The Banned
http://www.starcitygames.com/article/25792_Battle-Of-The-Banned.html


《大地の知識/Earthcraft》を解禁したEnchantressを組んでみました。
恐らく《大地の知識/Earthcraft》は禁止カードの中では最弱クラスなので、ひとまずFlashとかいう修羅のデッキのことは忘れて通常レガシーくらいの環境を想定してます。


60 Main
8 Creatures
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》

32 Spells
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
4 《繁茂/Wild Growth》
4 《退去の印章/Seal of Removal》
4 《大地の知識/Earthcraft》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》
2 《リスの巣/Squirrel Nest》
2 《気流の言葉/Words of Wind》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

20 Lands
7 《森/Forest》
2 《島/Island》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《Tropical Island》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》


とりあえずメインだけ。
相手のパーマネントを全部バウンスするまでに3~4ターンで、次のターンに無限リストークンで殴って勝ちます。
《大地の知識/Earthcraft》なしのEternal Windよりはさすがに強くなってますが、解禁なしの他のコンボより遅い上に相手への干渉手段も少ないので弱いと思います。


《大地の知識/Earthcraft》自体は色々シナジーがあって強いカードだと思います。

+《リスの巣/Squirrel Nest》
無限リストークン

+《気流の言葉/Words of Wind》+《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
あと土地2枚から3マナ出て、手札と場に1マナエンチャント各1枚ずつがあれば、相手のパーマネント全てバウンス
(《大地の知識/Earthcraft》なしだと《繁茂/Wild Growth》系のカードが最低3枚必要)

+《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《繁茂/Wild Growth》が付いた土地があれば《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》やフェッチがマナ加速に


個人的には《大地の知識/Earthcraft》は禁止しておくほどのカードではないと思っていますが、もしかしたら全然違う方向で強く使えるのかも知れません。
自分ではもう《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》と相性いいなーくらいのことしか思いつきませんけど\(^o^)/

《大地の知識/Earthcraft》が本当に解禁される誰かが修羅デッキを組んでくださることに期待しておきます。
先週末のSCG Openで好みのデッキがあったのを思い出したのでメモ。



Deck by Christoffer Andersen
6th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Cincinnati, Ohio, United States on 2012-10-07

メインデッキ
10 Creatures
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress(USG)》
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
2 《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》

30 Spells
2 《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass(VIS)》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence(ONS)》
1 《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
4 《退去の印章/Seal of Removal(NEM)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(7ED)》
2 《気流の言葉/Words of Wind(ONS)》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
1 《生ける願い/Living Wish(JUD)》

20 Lands
7 《森/Forest(UNH)》
2 《島/Island(UNH)》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1 《Savannah(3ED)》
2 《Tropical Island(3ED)》
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》

サイドボード
1 《調和スリヴァー/Harmonic Sliver(TSP)》
1 《新緑の女魔術師/Verduran Enchantress(9ED)》
1 《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
2 《寒け/Chill(6ED)》
2 《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
1 《安全の領域/Sphere of Safety》
3 《Force of Will(ALL)》
1 《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》
1 《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
1 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》



Gainsay型のEnchantressというかレガシー版Eternal Windというか。

《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》と《生ける願い/Living Wish》が同居。
しかもサイドに落ちているのは《新緑の女魔術師/Verduran Enchantress》という斬新な構成。
確かに願い2マナ→女魔術師3マナでマナカーブはキレイだけど、除去あるデッキ相手には持ってこない感じなのかな?
《退去の印章/Seal of Removal》で除去をかわす・・・?笑

サイドボードには《Force of Will》が3枚。
ピッチコストが安定しなさそうだけど、ロック状態だと素打ちしていくこともありそう。
《寒け/Chill》はデッキコンセプトを否定してくるバーンに勝つために。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が1枚だけ入ってて、同時にサイドインするための(?)《安全の領域/Sphere of Safety》が気になる。
さすがに重そうだけど《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》っぽいカードでPW守れるのは偉い。
若干今更感はあるものの、MOCSから面白いデッキを紹介。
Enchantressデッキの亜種であり、えげつないロックデッキであるEternal Windです。
ガンダムF91じゃないよ!笑
使用者はMO廃人として有名な熱心に活動しているプロプレイヤーであるGainsay氏。



Gainsay (5th Place)
Legacy MOCS #4213076 on 08/18/2012

60 main deck
19 lands
7 《森/Forest(UNH)》
2 《島/Island(UNH)》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1 《Savannah(3ED)》
2 《Tropical Island(3ED)》
3 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》

10 creatures
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress(USG)》
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
2 《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》

31 other spells
2 《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
1 《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass(VIS)》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence(ONS)》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
1 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》
1 《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
4 《退去の印章/Seal of Removal(NEM)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(7ED)》
2 《気流の言葉/Words of Wind(ONS)》

15 Sideboard
1 《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
2 《寒け/Chill(6ED)》
1 《たい肥/Compost(7ED)》
1 《エネルギー・フィールド/Energy Field(USG)》
1 《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
1 《調和スリヴァー/Harmonic Sliver(TSP)》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1 《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》
1 《木化/Lignify(LRW)》
2 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》
1 《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(M13)》



☆デッキの動き
デッキの目標は《気流の言葉/Words of Wind》で相手のパーマネントを全てバウンスしてロックしてしまうことです。
MTG Wikiの該当ページを見るとループの手順は以下のように書かれています。
「エンチャントレス2枚以上」と「繁茂/Wild Growth等を付けて土地2つから6マナ以上出せる状態」とフェアリーの大群/Cloud of Faeriesが戦場に揃ったら
1.土地からマナを引き出して繁茂/Wild Growthを唱える。
2.エンチャントレスの能力が2ドロー分誘発するので、気流の言葉/Words of Windを起動してそれを置換、既に戦場にある他の繁茂/Wild Growthとフェアリーの大群/Cloud of Faeriesを手札に戻す。
3.フェアリーの大群/Cloud of Faeriesを唱えて戦場に出す。土地をアンタップする。
4.1に戻る。
という手順を繰り返して無限マナを生成する。この過程で対戦相手もパーマネントを2つ手札に戻す事になるため、繰り返していれば対戦相手のパーマネントはきれいさっぱり無くなる。

しかし実際には無限マナを出す必要はないですし、手順もこの通りである必要はありません。
マナと《気流の言葉/Words of Wind》さえあればループを形成しなくてもある程度の量のパーマネントを戻すことが出来るので、相手の行動を大幅に制限出来ます。
ロック開始の基本ターンは4くらいだと思われるので、コンボとしては遅い部類です。
最終的にはちくちく攻撃して勝ちます。



☆細かいこと
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress(USG)》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence(ONS)》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
エンチャントレス自体がエンジンでありコンボパーツでもあるので、かなり厚めに取られています。
そのかわり他のライブラリ操作などはありません。
一応、《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》のサイクリング・・・?

2 《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》
1 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》
このデッキでは《気流の言葉/Words of Wind》で《永遠の証人/Eternal Witness》をバウンスし、《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》を回収することでソフトロックすることも出来ます。
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》はもちろん生撃ちがメインです。

2 《花の絨毯/Carpet of Flowers》
これがメインから入っているのは特徴的ですね。
スピードアップにもなりますし、《呪文貫き/Spell Pierce》や《目くらまし/Daze》に強くなるのはとてもよさそうです。
また第1メインでこれをバウンスして出し直せば、第2メインで再びマナを生むことが出来るという地味なシナジーもあります。

4 《退去の印章/Seal of Removal》
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
身を守る手段として1マナエンチャント2種類が4枚ずつ入っており、少し遅いキルターンをカバーしています。
《退去の印章/Seal of Removal》は自分の《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》を戻してマナ加速に使うことも出来るため、このデッキでは非常に良いカードですね。



以上のような感じで、仕上がりがとても素晴らしいと思いました。
しかしレガシーのTier 1のデッキ達と比べるとまだまだデッキパワーが足りないと思うので、《大地の知識/Earthcraft》くらいは(ry
Reanimatorは二日目にはそれなりの数が残ったものの、ベスト8で見ると0人という結果でした。
やはりメタられる側だと厳しいということかな、と思いました(まだよく見てませんがw
そんな中、Channel Fireball勢が使っていたReanimatorが変態仕様(笑)だったので載せておきます。



GP Atlanta
Owen Turtenwald #10

60 Main Deck
18 Lands
1 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》
1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
2 《島/Island(UNH)》
2 《Karakas(LEG)》
1 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
1 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
2 《沼/Swamp(UNH)》
4 《Underground Sea(3ED)》

7 Creatures
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》
4 《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind(ARB)》
1 《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant(DIS)》

35 Spells
4 《動く死体/Animate Dead(5ED)》
4 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
4 《入念な研究/Careful Study(ODY)》
3 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《納墓/Entomb(ODY)》
4 《Force of Will(ALL)》
4 《思案/Ponder(M12)》
4 《再活性/Reanimate(TMP)》
4 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》

Sideboard
2 《裏切り者の都/City of Traitors(EXO)》
2 《棺の追放/Coffin Purge(ODY)》
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4 《実物提示教育/Show and Tell(USG)》
2 《水没/Submerge(NEM)》
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》

※Conley Woods #31はメインの島フェッチの種類が違うのと、サイドが1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》→1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》で他は一緒。



アルコール入ってるので、細かいことはそのうち。
追記するかも知れないし、しないかも知れないです^q^ビアー
SCGOでReid DukeのReanimatorが優勝しました。
どんなレシピになっているかチェックしてみたいと思います。



Deck by Reid Duke
1st place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Worcester, Massachusetts, United States on 2012-06-10

Mainboard:
8 Creatures
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind(ARB)》
1 《絶望の天使/Angel of Despair(GPT)》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》
1 《不運な研究者/Hapless Researcher(JUD)》
4 《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》

34 Spells
4 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
4 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《納墓/Entomb(ODY)》
4 《Force of Will(ALL)》
4 《入念な研究/Careful Study(ODY)》
4 《死体発掘/Exhume(USG)》
3 《思案/Ponder(M12)》
4 《再活性/Reanimate(TMP)》
3 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》

18 Lands
2 《島/Island(UNH)》
3 《沼/Swamp(UNH)》
2 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
1 《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
4 《Underground Sea(3ED)》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》

Sideboard:
3 《真髄の針/Pithing Needle(M10)》
2 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》
2 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》
2 《虐殺/Massacre(NEM)》
2 《非業の死/Perish(6ED)》
2 《実物提示教育/Show and Tell(USG)》



☆基本構造
釣竿8枚、共鳴者9枚というちょっと変わった構成になっています。
サイド後減らす釣竿を元から少なくしてスロットを空け、その分の安定性のロスは《思案/Ponder》で補っています。
環境に青というかカウンター呪文が多いと釣竿多めも悪くないのですが、多種多様な墓地対策を抜けようとすると釣竿を増やす意味がなくなるのでこのような形になっているものと思われます。
《不運な研究者/Hapless Researcher》はほとんど試したことがないため、共鳴者の枚数に関してはよく分かりません。
《グリセルブランド/Griselbrand》が4積みなので、手札からも落としやすくしているのでしょうか。

ディスラプション11枚と標準的な枚数である10枚よりも1枚多めとなっており、対コンボに強そうに思います。
《目くらまし/Daze》はピッチカウンターである点を評価されて4枚になっていると考えられます。

あとは土地18、ファッティ7の普通の構成です。
フェッチ9枚でReanimatorとしては少し多めですが、《渦まく知識/Brainstorm》と《思案/Ponder》で合わせて7枚もあるので増量されているのだと思います。



☆ファッティの選択
メイン
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind(ARB)》
1 《絶望の天使/Angel of Despair(GPT)》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》
4 《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》

サイド
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》

既にお馴染みとなった最強生物の《グリセルブランド/Griselbrand》が4枚というのが特徴的です。
メインは他にRUG Delverに強い《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》、MaverickやSneak Showに強い《魅力的な執政官/Blazing Archon》、万能除去の《絶望の天使/Angel of Despair》が採用されています。
よくメタゲームに合致した素晴らしい構成で、さすがと言わざるを得ません。
特にメインの《魅力的な執政官/Blazing Archon》はソリューションレベルだと思います。

サイドにも追加の《魅力的な執政官/Blazing Archon》があり、Dredgeなど一部のデッキに強い《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》も取られています。
一方、《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》と《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》は姿がありません。
しかし、このレシピの構成の場合どうしても必要というわけではないように思うので納得の選択です。



☆サイドボードも含めたディスラプションの選択
メイン
4 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《Force of Will(ALL)》
3 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》

サイドボード
3 《真髄の針/Pithing Needle(M10)》
2 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
2 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
2 《虐殺/Massacre(NEM)》
2 《非業の死/Perish(6ED)》

メインボードはオーソドックスな構成で、強いて言えば《目くらまし/Daze》が多めとなっています。

サイドボードには追加のハンデスもカウンターもなく、個性的な構成になっています。
元々追加というより差し替え用だったりしたので、無駄が省かれているとも考えられます。
3枚の《真髄の針/Pithing Needle》はMaverickに強く、《騙し討ち/Sneak Attack》も指定出来る点がナイスサイドといえます。
4枚入ったマスデススペルはReanimatorでは珍しいサイドカードですね。
《非業の死/Perish》は若干重い点が気になりますが、基本地形5枚を含む18枚の土地ならプレイ可能ということでしょうか。
墓地対策を《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》や《漁る軟泥/Scavenging Ooze》に頼りがちなMaverickにはよく刺さります。

《実物提示教育/Show and Tell》も2枚入っており、墓地対策の対策も万全なサイドボードに仕上がっていると思います。



☆自分のデッキと比較
・土地18枚
・《グリセルブランド/Griselbrand》教には入信安定=信者は4積み
・サイドの《虐殺/Massacre》は強い
・ピッチスペルは多いほうがよい

このあたりは正解だったと思われます。
しかし・・・

・釣竿少なめで《思案/Ponder》
・メイン《魅力的な執政官/Blazing Archon》を含むファッティの選択
・サイドの《非業の死/Perish》

これらに関しては辿り着けていなかったです。
デッキ構築は一概に正解・不正解というものでもないとは思いますが、考えもしなかったのはいかがなものか^^;
特にブルーカウントの不足は自分でも気になっていた点としてあるので、《思案/Ponder》の採用を考えなかったのはよくないですね。



とはいえ、、、
《グリセルブランド/Griselbrand》を4積みしたReanimatorが結果残したことについてはドヤ顔でいいですか^^
いえーい、アヴァシン見てるー^^
せれさん主催お疲れ様です。
デッキリストを上げておきます。



Deck name: Lucky Seven Reanimator
Designer: mitsui

60 mainboard:
8 Creatures
4 《グリセルブランド/Griselbrand》
2 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1 《絶望の天使/Angel of Despair》

34 Spells
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《入念な研究/Careful Study》
1 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《納墓/Entomb》
4 《再活性/Reanimate》
3 《目くらまし/Daze》
4 《死体発掘/Exhume》
3 《動く死体/Animate Dead》
2 《暴露/Unmask》
4 《Force of Will》

18 Lands
3 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
4 《Underground Sea》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》

15 sideboard:
2 《強迫/Duress》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
3 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《実物提示教育/Show and Tell》
2 《虐殺/Massacre》
1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon》
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》



デッキについて、レポート等は後で更新予定です。
SCGOで入賞していたので、久しぶりにReanimatorのレシピ考察をしてみます。
せっかく《グリセルブランド/Griselbrand》も入ってますしね。



Deck by Dustin Sendejas
16th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Nashville, Tennessee, United States on 2012-05-27

7 Creatures
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind(ARB)》
1 《絶望の天使/Angel of Despair(GPT)》
1 《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》
1 《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》
1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》
1 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur(NPH)》

35 Spells
2 《動く死体/Animate Dead》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
3 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《納墓/Entomb(ODY)》
4 《Force of Will(ALL)》
4 《入念な研究/Careful Study(ODY)》
3 《死体発掘/Exhume(USG)》
4 《思案/Ponder》
4 《再活性/Reanimate(TMP)》
3 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》

18 Lands
4 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
4 《Underground Sea》

Sideboard:
3 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan(CON)》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》
3 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
3 《強迫/Duress》
4 《実物提示教育/Show and Tell(USG)》



☆基本構造
土地18枚、《思案/Ponder》多め、サイドに《実物提示教育/Show and Tell》はかなりサイド後のショーテルプランを意識した構成です。
墓地対策はスペル、置物と多様化しているため、アプローチとしてはいいと思います。
そのかわり、釣るターンが釣竿多めの構成よりも遅くなりがちで、メインの詰み率(うわー《漁る軟泥/Scavenging Ooze》出ちゃったー、等)がちょっと高いです。



☆ファッティの選択
・メイン
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind(ARB)》
1 《絶望の天使/Angel of Despair(GPT)》
1 《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》
1 《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》
1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》
1 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur(NPH)》

・サイド
1 《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan(CON)》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon(RAV)》

一時期はコンボデッキ・単色デッキが少なかったため《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》がメインから抜けていましたが、再びメインに採用すべきメタゲームになっています。
この構成で気になる点は被覆持ちが2種類2枚も入っている点で、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でピン除去を使い回すコントロールが減っているのに多すぎると感じました。
その他は特に説明不要なオーソドックスな面々です。
ただ、《グリセルブランド/Griselbrand》は最強にして最凶なのでたくさん積んだほうがいいでしょう。
特にこのレシピの場合はせっかくショーテルプランがあるので、場に出て嬉しいクリーチャーは多い方が好ましいです。



☆ディスラプション
《Force of Will》、《目くらまし/Daze》、《思考囲い/Thoughtseize》合わせて10枚は安定の枚数です。
《思考囲い/Thoughtseize》は環境に《誤った指図/Misdirection》が増えてきている点が厳しいですので、他に代替案があれば変えたいところだと思います。
しかしやはり手札が見られるハンデスは強いので、現状ではサイド後に《強迫/Duress》に差し替えるのがよいです。



☆感想
正直、これまでのReanimatorに《グリセルブランド/Griselbrand》を入れてみましたってだけのレシピに見えます。
ただ、サイド後の《実物提示教育/Show and Tell》+《グリセルブランド/Griselbrand》が強いのはSnTの流行からも明らかだと思うので、そういう構築にしてみるのはいいと思います。
・・・それって最初からSnTじゃダメなの?っていうのはなしでお願いします\(^o^)/
今週末はGP Indianapolisが行われています。
日本からも参加されている方がおられるということで、こっそり応援しつつライブ配信を楽しんでいます。

カバレッジはコチラ→ http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpind12/welcome



せっかくなので色々なネタを。

・Tom MartellのWUB SFMに《直観/Intuition》が1枚。《未練ある魂/Lingering Souls》がたくさん打てる。

・Jason FordのURG Tempoはメインに《二股の稲妻/Forked Bolt》、サイドに《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》が入っている。Caleb Durwardもこれらは採用しており、さらにサイドの《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》も目を引く。

・多くのMaverickにメインから複数枚の《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》が積まれている。

・Day 2に残ったコンボで最も多いものはHightide (9人)、Dredge (9人)、続いてANT (5人)、Belcher (5人)など。各種マイナーコンボ(Enchantressとかw)も1人ずつくらいは残った模様。

・公式サンプルレシピの謎の構築。



最後に載っていたBUG Controlを。

Deck by Lewis Laskin
2012 GP Indianapolis

Main Deck:
23 Lands
1 Bayou
1 Creeping Tar Pit
1 Island
2 Mishra’s Factory
4 Misty Rainforest
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
4 Underground Sea
3 Wasteland

2 Creatures
2 Snapcaster Mage

35 Spells
4 Brainstorm
3 Counterspell
1 Damnation
3 Force of Will
1 Ghastly Demise
2 Innocent Blood
2 Inquisition of Kozilek
1 Intuition
2 Life from the Loam
1 Maelstrom Pulse
3 Pernicious Deed
2 Ponder
1 Smother
3 Spell Snare
3 Jace, the Mind Sculptor
3 Liliana of the Veil

Sideboard:
2 Blue Elemental Blast
1 Damnation
3 Nihil Spellbomb
1 Raven’s Crime
2 Spell Pierce
1 Tarmogoyf
1 Thoughtseize
2 Vendilion Clique
(2 Unknown)



思わず《行き詰まり/Standstill》を探してしまう感じのガチなコントロールデッキ。
アドバンテージ源は例の如くPWだが、このデッキはさらに追加で複数枚のマスデススペルも取っている。
GP神戸があったためSCGの配信は余裕のスルーでした。
(でも本戦決勝はタイムシフトで視聴^^ 便利ですね)

せっかくEnchantressが勝っていたので、デッキレシピを見ていきます。



Deck by Paul Lynch
5th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Charlotte, North Carolina, United States on 2012-02-19

Maindeck:
4 Creatures
4 Argothian Enchantress

30 Enchantments
1 Blood Moon
3 Elephant Grass
4 Enchantress’s Presence
2 Mirri’s Guile
1 Moat
1 Oblivion Ring
1 Runed Halo
1 Sigil of the Empty Throne
3 Solitary Confinement
4 Sterling Grove
4 Utopia Sprawl
4 Wild Growth
1 Words of War

4 Other Spells
2 Green Sun’s Zenith
2 Replenish

22 Lands
7 Forest
2 Plains
2 Arid Mesa
1 Horizon Canopy
2 Savannah
1 Taiga
4 Windswept Heath
1 Karakas
2 Serra’s Sanctum

Sideboard:
1 Aura of Silence
2 Carpet of Flowers
3 Choke
1 Ground Seal
1 Humility
1 Karmic Justice
4 Leyline of Sanctity
1 Nevermore
1 Stony Silence



・《抑制の場/Suppression Field》とタッチ赤
《抑制の場/Suppression Field》と《戦争の言葉/Words of War》の相性から、どちらか選択となります。
タッチ赤にすると《血染めの月/Blood Moon》が入ることにより、多色デッキに強くなります。
また《戦争の言葉/Words of War》は《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》よりいつ引いてもOKなフィニッシャーといえます。
一方、《抑制の場/Suppression Field》を入れると《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や各種PWに強くなります。
どちらにするかはメタによるところですが、このレシピではURG Tempo系のデッキを強烈にメタっている感じですね。

・URG Tempoメタ
どこが強烈にメタっているのか。
それはつまりサイド後の2枚の《花の絨毯/Carpet of Flowers》です。
マイナーカードなのでテキストも紹介します。
Carpet of Flowers / 花の絨毯 (緑)
エンチャント
あなたの各メイン・フェイズの開始時に、このターンにこの能力によってあなたのマナ・プールにマナが加えられていない場合、対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の数である。

URG Tempoのマナデナイアル戦術をデナイアルしていく素晴らしいカードです。
ちょうど先日このカードについて話していて、私も試したいと思っていたところでした。
どのくらい活躍したかは非常に気になるところですね。

・その他
微妙に対コンボも捨てないような組み方になっています。
自分はEnchantressを使う場合はコンボは諦める方針ですし、これで勝てるようになるとは思えないです。
コンボに勝ちたいなら別のデッキでよいんですよね^^;
Deck by mitsui
26th place at Grand Prix Kobe 2012, 10 Land Legacy Tournament on 2012-02-19

Maindeck:
7 Creatures
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1 《浄火の大天使/Empyrial Archangel》
1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》
3 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》

36 Spells
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《入念な研究/Careful Study》
3 《思案/Ponder》
4 《Force of Will》
3 《目くらまし/Daze》
3 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《納墓/Entomb》
4 《再活性/Reanimate》
4 《死体発掘/Exhume》
3 《動く死体/Animate Dead》

17 Lands
2 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《Underground Sea》
1 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》

Sideboard:
4 《実物提示教育/Show and Tell》
1 《魅力的な執政官/Blazing Archon》
1 《絶望の天使/Angel of Despair》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《強迫/Duress》
1 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》



・環境定義
UW SFM系のデッキが最大勢力であり、最もメタられる環境の出発点。
またURG Tempo (Canadian Threshold)をはじめとしたテンポデッキが多いため、多色化してデッキパワーを上げることには限度がある。
コンボデッキとしてはANTを筆頭にShow and Tellや墓地利用系が存在する。
これら全てを受けきるのは困難なので、自分から脅威を押し付けていく方向が優れていると考えられる。
他のコンボデッキに対して強いコンボデッキであるReanimatorはよい選択肢となる。



・デッキの基本構造
ファッティ7、落とすカード8、釣竿11、ディスラプション10、マナベース17をキャントリップ7枚で安定させる金太郎飴構造。



・カード解説
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
URG Tempo, Zoo, Affinityなどの勝ち筋がクリーチャーによるビートのデッキに対して、既に出てしまっているクロックを排除するために必要となる。
マナコストが7と最も軽いため、他のカードよりは少しだけ《再活性/Reanimate》しやすい。
またElvesやDredgeといったコンボデッキに対しては非常に対処されづらいロック手段。

1 《浄火の大天使/Empyrial Archangel》
被覆を持つクリーチャーは1枚は必要になるが、このカードと《墨溜まりのリヴァイアサン/Inkwell Leviathan》の選択となる。
今回はクロックが1ターン遅いかわりに、URG TempoやBurnといったデッキに対して強いこちらを取った。
出来ればサイド後は被覆持ちを2枚体制にしたかったのだが、スペースの問題で諦めた。

1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
ANTやHive Mindに対してロックをかけるために使用する。
早いターンに釣れるならBurnやElves相手にも釣ることが出来る。
白除去+《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》のデッキに対して先出しできれば相手はデッキに1枚の《Karakas》を探すしかなくなるので、クロックがはやいことも魅力。

1 《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》
URG TempoやTeam Americaなどの白除去を持たないテンポデッキ、白除去しか排除手段のないZooなどに対して強い。
通すために《Force of Will》が必要な場合と、守るために《Force of Will》が必要な場合があるということ。
また絆魂によるライフゲインによって《再活性/Reanimate》が打ちやすくなるため、相手からすれば迅速に対処しないといけない点が厄介。

3 《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
最強クリーチャーで、ほとんど何に対しても釣れる。
先攻2ターン目にこれを釣って守るのが最も簡単かつ、最高の勝ち筋となるため複数採用している。
青いため《Force of Will》で切ることができるが、赤ブラ系で対処できるということでもあるので赤が入っているデッキに対しては減らす。

4 《渦まく知識/Brainstorm》
誰もが認める最強キャントリップスペル。
ハンデスを避けたり、手札にきてしまったファッティをライブラリに戻して《納墓/Entomb》したりといった使い方が出来る。

4 《入念な研究/Careful Study》
ディスアドバンテージを生じるためサイド後は減らすことも多いが、現状他によいカードがないため使っている。
しかし最速で《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》を釣るパターンを考えると重要なパーツであるため、4枚採用とした。

3 《思案/Ponder》
こちらを4枚、《入念な研究/Careful Study》を3枚にするのも試したが、ブン回りの確率を少しでも上げるためにこの枚数になった。
メインボードではそれほど必要なパーツではないが、サイド後に《実物提示教育/Show and Tell》やその他の墓地対策の対策を探す際には多いに越したことはないということになる。

4 《Force of Will》
Reanimatorは釣ったら勝ちというわけではなく、釣ってからが勝負という面もあるため、タップアウトしている時でも使えるカウンターの重要度は高い。
主な用途は、相手の除去をはじくか、《納墓/Entomb》や釣竿へのカウンターをはじくという使い方。
サイド後は墓地対策をはじくこともあるが、墓地対策は専用の対策があるので出来ればそちらに任せたい。

3 《目くらまし/Daze》
上記と同様にタップアウト時でも使用可能なカウンターとして有用。
特に《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》を釣った場合には、相手からすれば《目くらまし/Daze》をケアする余裕はないはずなので、かなり刺さる。

3 《思考囲い/Thoughtseize》
メインボードではハンデスでしか出来ないことというのは少ないが、サイド後は重要なスペル。
《外科的摘出/Surgical Extraction》ならまだしも、《根絶/Exitrpate》を持たれている場合はハンデスかSnTプランしか選べないので、必要なカードになる場面がある。
また、これで抜いたクリーチャーを釣る選択肢はそれなりに存在する。

4 《納墓/Entomb》
いつでも最速で釣れるならチューターである必要性は薄いが、そうとも限らないため状況に応じて好きなファッティを探せることが重要である。
言い換えれば、このカードがあるからReanimatorというデッキが存在できると言っても過言ではないほどのカード。

4 《再活性/Reanimate》
たった1マナでファッティが場に出てしまう、ちょっとおかしい強さのカード。
土地が1枚でも動ける点や、2ターン目にスペル2つで動ける点が優秀。
ただし、ライフ損失は馬鹿にならないため、相手によってはサイド後は減らす。
《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》などの一部のファッティ以外を釣った場合はダメージレースはほとんど負けると思ってよく、火力がある相手には自殺になることも多い。

4 《死体発掘/Exhume》
Reanimatorを使っていると相手の墓地にクリーチャーがいることはかなり少ないため、ほぼノーリスクで釣ることが出来る。
サイド後に、墓地対策を打たせてから《納墓/Entomb》で新しいファッティを落とすというのはこのカードの基本テクの一つ。

3 《動く死体/Animate Dead》
対処されやすい点は少し弱いが、2マナで釣れるカードは少ないため採用。
そのためサイド後はよく減らす。
パワーが1下がる点は見た目以上に大きなデメリットで、クロックターンが下がることが多い。

2 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《Underground Sea》
1 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
2色でまとまるため、マナベースは安定。
17枚目の土地は《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》と選択して《闇滑りの岸/Darkslick Shores》となった。
これは最近Poxが流行っていて《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》がよく使われているので、土地の少ないこのデッキでは対消滅すると非常に困るため。

4 《実物提示教育/Show and Tell》
よくあるレシピでは3枚だが、墓地対策が5枚以上取られている場合にはこれを引けないと負けるため増量した。
しかし3マナ出すのは中々大変なので、普段サイドインする時は3枚に留める。

1 《魅力的な執政官/Blazing Archon》
基本的には部族やZooなどのビートダウン対策。
またSneak Showなどの《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》デッキに対してサイドインする。
タフネス6あるため《四肢切断/Dismember》で死なない点が卑怯。

1 《絶望の天使/Angel of Despair》
各種PWや、《殴打頭蓋/Batterskull》などの着地してはいけないものが着地してしまった時に使う。
妨害手段がないと動けないグダりそうなマッチアップの時には入れておくと、どんな時もノーチャンスではなくなる。

2 《残響する真実/Echoing Truth》
バウンス枠は《虚空の杯/Chalice of the Void》をケアしてマナコスト2のこちらを採用。
墓地対策は《真髄の針/Pithing Needle》で対処できることが多いが、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》やディッチャ系のカードを考えるとバウンスも欲しい。

2 《真髄の針/Pithing Needle》
墓地対策の対策として必要。
その他にも《Karakas》や《Maze of Ith》といった土地(のマナ能力ではない能力)や、PWにも刺すことが出来る。

2 《強迫/Duress》
黒系の相手には《根絶/Extirpate》をケアしてハンデスを追加する。
また、コンボ対策としても有効。

1 《思考囲い/Thoughtseize》
ハンデスをサイドインしたい相手はコンボが最も多く、その場合はライフの重要度が低くなるため、選択肢が少しでも広いこちらを優先して増やせるようにした。

2 《呪文貫き/Spell Pierce》
マナが伸びにくいテンポ系への追加のカウンターとして採用する。
またブルーカウントの調整としても使えるが、サイドボードの中では優先順位は低いカードといえる。



・マッチアップ
VS UW SFM
除去は白除去とJtMSがある。
サイド後はSFMパッケージは抜けていることが多く、墓地対策として《外科的摘出/Surgical Extraction》や《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》が入る。
追加のカウンターと除去、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》もある。

VS URG Tempo
除去はほとんど効かないので、いかに釣竿を通して生き延びるかというゲームになる。
サイド後は赤ブラ系、《外科的摘出/Surgical Extraction》、追加のカウンターが入る。
海外だと稀に《相殺/Counterbalance》もあるが、国内で見たことはほとんどない。

VS ANT
《納墓/Entomb》を探して《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》を釣るだけの簡単なお仕事。
と言いたいところだが、いつでも引けるわけではないので実質速度勝負。
サイド後はバウンスを取られる。

VS SnT
基本的にはこちらがはやい。
サイド後は《神聖の力線/Leyline of Sanctity》や《虚空の力線/Leyline of the Void》があったり、赤ブラが入ったりする。

VS Zoo, Maverick
メインから《漁る軟泥/Scavenging Ooze》や《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》があるのでゆっくりすることは出来ない。
サイド後は《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》や追加の除去が入る。



以上です。
自分としてはよいレシピに出来たと思います。
週末にSCG Opne, Richmondが行われました。
http://www.starcitygames.com/events/120205_richmond.html

T16のデッキは以下の通りです。

Mono R Burn
WGu Affinity
RUG Delver
Bant Stoneblade
Grixis Tempo
Uwb Tezzeret Control
Mono R Goblins
U/W Stoneblade
RUG Tempo
Mono B Pox
RUG Tempo
Sneak and Show
UB Ad Nauseam
U/W Stoneblade
Punishing Maverick
U/W Stoneblade



これは・・・Burnがトップメタですね(`・ω・´)
前回のWashingtonに続き、なんと二連覇です。
フラグを立てるからこういうことに^^;;;
フラグ→ http://www.starcitygames.com/events/coverage/did_burns_victory_in_dc_challe.html
Burn「敗北を知りたい」

2位のWGu親和は《垣間見る自然/Glimpse of Nature》が入っている珍しいタイプです。
1ターン目に《伝承の樹/Tree of Tales》から《垣間見る自然/Glimpse of Nature》の動きは親和です、勉強になりますねw

4位のBantはタッチ青のMaverickっぽい感じです。
5位はGrixisとは名ばかり(笑)で、UBタッチサイドの赤ブラなデッキ。

WU SFM系のデッキは3つで、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が使われているデッキで見ると合計5つ。
RUG Tempo系も3つで、こちらもまだまだ活躍中です。

一方コンボは2人だけ、どうしてこうなった\(^o^)/



闇の隆盛のカードをフィーチャーしたデッキは上位にはありませんでした。
致し方なし・・・。



いつものようにReanimatorのレシピチェックです。

Deck by Romario Neto
29th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Richmond, Virginia, United States on 2012-02-05

Maindeck:
7 Creatures
1 Sphinx of the Steel Wind
1 Angel of Despair
1 Empyrial Archangel
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
3 Jin-Gitaxias, Core Augur

36 Spells
4 Animate Dead
4 Brainstorm
3 Daze
4 Entomb
4 Force of Will
3 Careful Study
3 Duress
4 Exhume
4 Ponder
3 Reanimate

17 Lands
2 Island
2 Swamp
4 Polluted Delta
2 Scalding Tarn
4 Underground Sea
2 Verdant Catacombs
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth

Sideboard:
3 Pithing Needle
1 Inkwell Leviathan
1 Blazing Archon
3 Echoing Truth
1 Iona, Shield of Emeria
3 Show and Tell
3 Thoughtseize



☆解説
・火力怖い
釣竿が《再活性/Reanimate》3枚、《死体発掘/Exhume》4枚、《動く死体/Animate Dead》4枚の11枚。
ハンデスが《強迫/Duress》メイン、《思考囲い/Thoughtseize》サイド。
これが意味するところは、火力が怖いということ。
《再活性/Reanimate》はとても強いスペルですが、ライフを攻めてくる相手には使い辛い事が多いので、RUG TempoやBurnが多そうなら減らしてもいいのかも知れません。

・キャントリップ
《渦まく知識/Brainstorm》が4枚なのは確定として、その他が《思案/Ponder》4枚、《入念な研究/Careful Study》3枚となっています。
これはサイド後《実物提示教育/Show and Tell》プランを見越してのことでしょう。

・余談
闇の隆盛で《信仰無き物あさり/Faithless Looting》というカードが出ました。
しかし、この形のReanimatorでは《Force of Will》の餌に出来る《入念な研究/Careful Study》すら基本的には弱いパーツなので、追加で入るようなことはないでしょう。
RB Reanimatorが組まれるかどうかは・・・知りませんw
Deck by Nicholas Spagnolo
8th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Washington, District of Columbia, United States on 2012-01-22

Maindeck:
2 Creatures
2 Snapcaster Mage

34 Spells
1 Crucible Of Worlds
3 Pernicious Deed
1 Standstill
4 Brainstorm
3 Counterspell
3 Force of Will
1 Repeal
2 Smother
3 Spell Pierce
2 Spell Snare
3 Jace, the Mind Sculptor
3 Liliana of the Veil
1 Damnation
2 Inquisition of Kozilek
1 Life from the Loam
1 Maelstrom Pulse

24 Lands
1 Island
1 Bayou
1 Creeping Tar Pit
2 Mishra’s Factory
3 Misty Rainforest
4 Polluted Delta
4 Tropical Island
4 Underground Sea
4 Wasteland

Sideboard:
4 Dark Confidant
2 Tombstalker
3 Leyline of the Void
2 Darkblast
1 Ghastly Demise
1 Damnation
2 Thoughtseize

一言: PWが6枚、その他も重いスペルがたくさん入っていて、環境的に極まってきているなと感じました。
それにしても、、、マナベースが適当すぎだと思いますw



Deck, by Eric Gosse
11th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Washington, District of Columbia, United States on 2012-01-22

Maindeck:
11 Creatures
4 Delver of Secrets
4 Tarmogoyf
3 Tombstalker

25 Spells
1 Sylvan Library
4 Brainstorm
4 Daze
4 Force of Will
2 Snuff Out
2 Jace, the Mind Sculptor
4 Hymn to Tourach
2 Maelstrom Pulse
4 Ponder
2 Preordain

20 Lands
1 Bayou
2 Misty Rainforest
3 Polluted Delta
2 Tropical Island
4 Underground Sea
4 Verdant Catacombs
4 Wasteland

Sideboard:
2 Engineered Explosives
2 Tormod’s Crypt
2 Yixlid Jailer
2 Darkblast
3 Ghastly Demise
2 Duress
1 Maelstrom Pulse
1 Bojuka Bog

一言: 最近では珍しくなってきた、このカラーのテンポデッキです(でもJtMSには浮気しちゃう的なヤツですがw)
その割には除去が《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》だったり、《もみ消し/Stifle》が抜けていたりで少しちぐはぐ感があります。



色々とこのカラーのデッキを模索していますが、今のところDeedstillよりもTeam Portugalの方が好みです。
そのうちTeam AmericaやCTGも試してみたいところw
2012/01/22にSCG Open, Washington D.C. が行われました。
まずはT16の結果から。

Mono R Burn
URG Tempo
Reanimator
BG Loam Pox
UBwr Storm
URG Tempo
Lands
UBG Control
URG Tempo
Show and Tell
UBG Control
Reanimator
UB ANT
Elves
Aggro Loam
UBr ANT

先週とは打って変わってSFMが姿を消し、優勝のBurnを含めて火力のあるデッキが上位に入ってきています。
その他では、ReanimatorやStorm系の高速なコンボデッキか、LftLを使うような重めなデッキに二極化しています。
スタンダードほど環境の変化がないレガシーですが、少しずつメタが回っているのが感じられますね。

個人的には、Reanimator以外にもBG Loam PoxとLandsでEntombが使われていることが印象的でした。



Reanimatorのレシピチェック。

Deck by Anotnio Fedon
3rd place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Washington, District of Columbia, United States on 2012-01-22

Maindeck:
8 Creatures
1 Sphinx of the Steel Wind
1 Angel of Despair
1 Empyrial Archangel
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
1 Iona, Shield of Emeria
3 Jin-Gitaxias, Core Augur

35 Spells
3 Animate Dead
4 Brainstorm
3 Daze
4 Entomb
4 Force of Will
4 Careful Study
4 Exhume
3 Ponder
4 Reanimate
2 Thoughtseize

17 Lands
2 Island
2 Swamp
4 Polluted Delta
3 Scalding Tarn
4 Underground Sea
2 Verdant Catacombs

Sideboard:
1 Inkwell Leviathan
1 Blazing Archon
2 Dispel
2 Echoing Truth
2 Spell Pierce
2 Surgical Extraction
3 Show and Tell
2 Thoughtseize



・総評
先週勝っていた形とそれほど変わらず、メインのThoughtseizeは少なめ、17枚目の土地はフェッチです。
もしかしたらPoxが結構流行っているという情報があって、それでヨーグモスのお墓が敬遠されているのかも知れませんw

サイドボードのSurgicalが気になるところです。
同系だと相手の墓地対をケアすることはないので、意表はつけそうだと思います。

・余談
その1。
墓地にクリーチャーが2枚ある時にExhumeを打っても、Faerie Macabreで泣くことがあります。
この場合、自分が何も出せないどころか相手だけ2/2飛行が出ますw
ちなみに墓地対の抜け方の基本テクは、墓地のクリーチャー1枚→Exhume→相手の墓地対→Entombですので、Careful Study経由でもなければそれほど問題にはなりません。

その2。
Progenitusが出てきた時は、Blazing Archonで対処出来ます。
というのは普通なのですが、実はArchangel+Elesh Nornでも可能です。
Progenitusのパワーが8に下がるため、タフネス10になったArchangelで止まっちゃいます。
私はまったく気付いてませんでした\(^o^)/
まだスイスラウンド進行中ですが、Deck Techが出ていたので。
参照元: http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_loam_pox_with_ali_ai.html

※追記
Top 8に進出が決まった模様。
デッキパワーか、マンパワーか(笑)



BG Loam Pox
Deck by Ali Aintrazi

Maindeck:
2 Creatures
1 Nether Spirit
1 Vampire Hexmage

30 Spells
3 Cursed Scroll
1 Darkblast
4 Entomb
4 Liliana of the Veil
4 Hymn to Tourach
2 Innocent Blood
3 Life from the Loam
1 Raven’s Crime
4 Smallpox
4 Thoughtseize

28 Lands
3 Swamp
3 Bayou
1 Bojuka Bog
1 Cabal Pit
1 Marsh Flats
1 Maze of Ith
3 Mishra’s Factory
4 Verdant Catacombs
4 Wasteland
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
4 Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 Volrath’s Stronghold
1 Dark Depths

Sideboard:
3 Pernicious Deed
1 Coffin Purge
3 Extirpate
2 Krosan Grip
2 Spinning Darkness
2 Duress
1 Innocent Blood
1 Maelstrom Pulse



解説(を適当に要約したもの)
・このデッキはReid DukeのMono B Poxに緑を足してLoamとサイドボードオプションを追加したもの
・LoamとEntombの組み合わせで色々なことが出来る(カラスローム、不毛ハメ、VS Dredgeではボジューカ、VS ControlではFactoryをチューター、名前の長い土地も)
・DDコンボ+Loam+ヴォルラスの要塞で20/20出し放題(墓地対がないと止まらない)
・普通のPoxとして動いて、ネザー、のろまき、Factoryで削ってもいい
・サイクリングランドと蟲の収穫はあったほうがよかった
・逆にのろまきはデッキに合ってない

個人的に思うこと
・こういうデッキのLilyはほんまに卑怯w
・Poxって大体お墓4枚だけど、のろまきと相性悪いんじゃ?ガン積みするほど大事なんだろうか・・・

こういうデッキを使ってくる人がいるかも知れないので、ハマらないように抜け方を覚えておきたいところです^^
DKAからEnchantressに入りそうなカードのスポイラーはまだですか?
《石鍛冶の女魔術師/Stoneforge Enchantress》とか《瞬唱の女魔術士/Snapcaster Enchantress》とか。。。

ネーミングセンスのなさを露呈したところで、誰得デッキ晒しです。



Enchantress by mitsui

Main:
5 Creatures
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

32 Enchantments
4 《繁茂/Wild Growth》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
3 《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
3 《抑制の場/Suppression Field》
3 《真の木立ち/Sterling Grove》
3 《独房監禁/Solitary Confinement》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》
2 《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

3 Other Spells
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2 《金属モックス/Chrome Mox》

20 Lands
8 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
1 《Savannah》
2 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

Sideboard:
1 《石のような静寂/Stony Silence》
2 《地の封印/Ground Seal》
2 《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
2 《霊体の正義/Karmic Justice》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《金輪際/Nevermore》
2 《窒息/Choke》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》



解説。
全体的には安定かつ高速で決まるようにするという方針で組んでいます。
そのために《補充/Replenish》を抜いているので、マスデス(というか《破滅的な行為/Pernicious Deed》)には弱くなっています。
再びDeedstillが静かなブームになってきている今なら、ちょっと変えたほうがいいですね。

ところで、Enchantressのデッキにおいて「決まっている」というのはどういう状態でしょうか。
自分はEnchantressはコンボとコントロールの中間(Elvesならコンボとビートダウンの中間みたいな感じ)と思っているので、コンボが決まっているか、完全にコントロールしている状態だと思います。
具体的には大きく2つのパターンがあります。

1.大量のエンチャント + 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》 + フィニッシャー(※1)
2.複数のエンチャントレス(※2) + 《独房監禁/Solitary Confinement》

(※1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》か《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》)
(※2 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》か《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》)

実際にはこの2つのパターンは同時に狙っていくことが多いです。
他には《抑制の場/Suppression Field》でマナを縛っていたり、サイド後なら《窒息/Choke》と《エレファント・グラス/Elephant Grass》の組み合わせがあったり、コントロール手段は色々あります。



・マナベース
8 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
1 《Savannah》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

《不毛の大地/Wasteland》や《もみ消し/Stifle》が刺さりにくいのが素晴らしい、安定したマナベースです。
《Savannah》はそれほど必要ではないですが、このレシピでは《金輪際/Nevermore》をプレイする際にあったほうがいいです。
他にも《ルーンの光輪/Runed Halo》などの序盤からWWが必要なカードを使う際には1枚は取りたいところです。



・マナ加速
4 《繁茂/Wild Growth》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
2 《金属モックス/Chrome Mox》
2 《セラの聖域/Serra’s Sanctum》

上の3種類は序盤用のマナ加速カードです。
1ターン目に《繁茂/Wild Growth》か《楽園の拡散/Utopia Sprawl》を貼って、2ターン目にエンチャントレス、もしくは1ターン目に《金属モックス/Chrome Mox》から《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》をプレイします。
ここで重要なことは《目くらまし/Daze》のケアで、エンチャントレスは出来るだけ《Force of Will》と交換したほうが勝率はよくなると思います。
手札に《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》しかなくても1ターン目に《繁茂/Wild Growth》をプレイした方がいい場面も多いですし、後攻なら《金属モックス/Chrome Mox》からのスタートは待ったほうがいいこともあります。

《セラの聖域/Serra’s Sanctum》だけは他と性質が異なっていて、序盤ではなく重いフィニッシャーを出すのに使用します。
他には《呪文貫き/Spell Pierce》ケアや、《エレファント・グラス/Elephant Grass》の維持に使うこともありますが、大事なのは使うタイミングまで出さないことです。
《不毛の大地/Wasteland》の的が少ないデッキなので、無駄遣いは避けたいところです。



・エンチャントレス
4 《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
4 《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》

3 《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》
3 《真の木立ち/Sterling Grove》
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

このデッキのキーパーツと、それを探すカードです。
人それぞれ7枚+《生ける願い/Living Wish》、8枚、8枚+《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》と色々枚数やカードのチョイスが異なっています。
早いターンに1枚、そして最終的には2枚以上並べたいので多めに取ったほうが安定です。
デッキに入っているカードの多くは、お世辞にもカードパワーが高いとは言えないのでエンチャントレスを着地させるのは非常に重要です。

自分が最近気に入っているのは3枚の《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》で、このおかげでマリガン率がかなり下がりました。
実はEnchantressはマリガン率が高いデッキなので、それが原因で得意なマッチアップを落とすこともそれなりにあったため、マリガン率を下げられることは非常に嬉しいです。
複数枚引くと少し残念ですが、1マナエンチャントであることで意味があります。

《真の木立ち/Sterling Grove》はエンチャントレスを探すというよりは、《独房監禁/Solitary Confinement》などのコントロール手段を探す用途で使います。
サイド後は相手のエンチャント対策の対策として使うか、メタカードのチューターにするかの選択となりますが、あまり積極的に切らないほうがよいでしょう。



・コントロール手段
4 《エレファント・グラス/Elephant Grass》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
3 《抑制の場/Suppression Field》
3 《独房監禁/Solitary Confinement》

軽いクリーチャー対策を6枚取ることで、ビートダウンがこちらのライフを削り切る前に安定して決めに行きやすくなります。
《抑制の場/Suppression Field》はフェッチランドを多用する青系のコントロールの動きを遅らせることができ、特にUW SFM相手には効果が大きいためメタに合っています。
ただし、フェッチランドくらいしか刺さるところのないデッキ相手には、サイド後抜くことも多いです。

《独房監禁/Solitary Confinement》はほとんど勝ち筋なので、コントロール手段とは異なるかも知れません。
エンチャントレスが2枚以上ある状態でこのカードをプレイすれば、デッキの半数以上がエンチャントであるこのデッキでは維持コストを払い続けることが可能です。
たまに苦し紛れでプレイすることもありますが、大体着地したら勝ちます。



・フィニッシャー
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

《独房監禁/Solitary Confinement》で身の危険がなくなって、《セラの聖域/Serra’s Sanctum》でマナがたくさん出るようになればフィニッシャーの出番です。
出番ですが、、、Enchantressというデッキを知ってる方からすれば、フィニッシャーを確認したら投了するというのが時間ケアの意味でパターン化しています(笑)

《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》に関しては、早いターンに出して天使ビート&天使チャンプで勝つパターンもたまにはあります。



・サイドボード
1 《石のような静寂/Stony Silence》 
細菌トークンが黒いことから《エレファント・グラス/Elephant Grass》に引っかかるので、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をサーチしてきます。
そこに刺さると共に、たまに見るAffinityにも効きます。

2 《地の封印/Ground Seal》
《根絶/Extirpate》、《外科的摘出/Surgical Extraction》対策として使っていましたが、最近では《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》も対策出来ます。
その他ではReanimatorやDredge, Loamにも効きます。

2 《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
墓地対策4枚もあればReanimatorに勝てるかと思って採用していましたが、気のせいでした。
首にしますw

2 《霊体の正義/Karmic Justice》
《破滅的な行為/Pernicious Deed》などのマスデスの対策。
対策カードとしての性能はかなりよいのですが、《補充/Replenish》のほうが丸いので選択は難しいですね。

1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
置かれると厳しい置物の対策です。
例えば《Chains of Mephistopheles》等が該当します。

1 《金輪際/Nevermore》
ISDからのお試し枠。
あまり使う機会がなかったので、多分要りません。

2 《窒息/Choke》
対青は《孤独の都/City of Solitude》と選択になりますが、《抑制の場/Suppression Field》や《エレファント・グラス/Elephant Grass》と組み合わせて勝ち筋に出来るのでこちらにしています。

4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
ハンデスとコンボ対策です。
このデッキの場合は初手に来なくても普通にプレイ出来るのがよいですね。

以上のように、このサイドボードはメインに比べて完成度が低いです。
本当は入れていないカードの考察も書きたかったのですが、ちょっと力尽きてきたので簡易ですw



以上です。
ちょっと色々試したくなってきたので、崩す前の備忘録として書いてみました。
まずはSCG Legacy Open, Los AngelsのT16のリスト。

Punishing Maverick
UW SFM
Reanimator
Maverick
URG Tempo
Reanimator
Dredge
Punishing Maverick
Punishing Maverick
URG Tempo
UWR SFM
Aggro Loam
UW SFM
URG Tempo
Belcher
Eureka

相変わらずSFMが多い(先週も同じような事を書いた覚えがw
内訳はMaverick (P-含む) 4, UWx SFM 3, URG Tempo 3, Reanimator 2, Others 4という感じです。
基本はSFM VS Anti-SFMでコンボは3割くらい、という最近のレガシーらしい顔ぶれ。

気になるのはUW SFMに使われはじめている《忘却の輪/Oblivion Ring》ですね。
これだけ同系が多ければ出てしまったPWの対策として有用かも。



Reanimatorのレシピをチェック。

Deck by Ryan Martin-Patterson
8th place at a StarCityGames.com Legacy Open tournament in Los Angeles, California, United States on 2012-01-15

Maindeck:
8 Creatures
1 Sphinx of the Steel Wind
1 Angel of Despair
1 Empyrial Archangel
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
1 Iona, Shield of Emeria
3 Jin-Gitaxias, Core Augur

35 Spells
3 Animate Dead
4 Brainstorm
3 Daze
4 Entomb
4 Force of Will
4 Careful Study
4 Exhume
2 Ponder
4 Reanimate
3 Thoughtseize

17 Lands
2 Island
2 Swamp
1 Flooded Strand
1 Marsh Flats
1 Misty Rainforest
4 Polluted Delta
1 Scalding Tarn
4 Underground Sea
1 Verdant Catacombs

Sideboard:
2 Pithing Needle
1 Platinum Angel
1 Sphinx of the Steel Wind
1 Blazing Archon
1 Terastodon
2 Echoing Truth
2 Flusterstorm
1 Sheoldred, Whispering One
3 Show and Tell
1 Thoughtseize



・ファッティの選定
これだけ《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が多ければ、《殴打頭蓋/Batterskull》を処理出来る《絶望の天使/Angel of Despair》をメインに取るのはよさそう。
被覆枠が《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》よりも《浄火の大天使/Empyrial Archangel》になっているレシピが多いのは、せっかくファッティを釣ったのに火力で負ける展開を避けるためかな。

・妨害枠
メインの《思考囲い/Thoughtseize》は減少傾向。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が多いメタゲームを考えれば、ハンデスの優先度は絶賛下降中としか言い様がない^q^

・サイドボード
クリーチャー5枚って・・・^^;
もう一人Reanimatorが勝っていて、メインは似た構成なのでそちらのサイドを引用。

Sideboard:
2 Pithing Needle
1 Inkwell Leviathan
1 Blazing Archon
2 Dispel
1 Echoing Truth
2 Spell Pierce
1 Wipe Away
3 Show and Tell
2 Thoughtseize ←この人はメイン2枚

《払拭/Dispel》は試そうと思っていて、結局試していないカード。
Reanimatorに対する対策カードは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》などを除けばインスタントであることが多いので、なかなかよさそうではある。
バウンスは自分も同じ構成にしてるけど、この人の周りもCTGがいるのだろうかw

・ついでに京都メタw
コンボデッキが多いのがFNLなので、被覆枠は少しでも多い《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》が安定。
《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》も当然メインw
あとはハンデスもメインの《思考囲い/Thoughtseize》4枚に加えて、サイドから大量に《強迫/Duress》を追加する。
ただし、《強迫/Duress》は基本的にコンボ相手にしか使わないので、そこにスペースを割くのは結構弱い。



今回、ReanimatorはPunishing MaverickとUW SFMに切られた模様。
前者は《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》+《漁る軟泥/Scavenging Ooze》があり、後者は《外科的摘出/Surgical Extraction》+《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》がある。
この辺りをどうしていくかが課題か。

1 2

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索